白黒をつける Discourse of correctly

「白黒をつける」この意味は、通常ある物事について、是か非か、よいことか悪いことか、有罪か無罪かなどを吟味した上ではっきりさせることです。英語では、Let me make it clear.「白黒つけましょう」で、物事や事実関係をはっきりとさせる事を意味します。[make]は、「作る」という意味で一般的に使われますが、「(~の状態)にする」という意味があります。[clear]は、「はっきりしている」状態を表すので、「~をはっきりとした状態にする」というニュアンスで表現するようです。このように言説に対する解釈は、言語の違いにおいて基本となる解釈と方向性が随分と違うものです。芸術領域の言語では、更に違いが生まれます。たとえば色と色を隣り合わせで配置することは、色相や彩度、面積でいろいろな印象を表現できますが、そのマッチアップはなかなか難しいものです。基本的に色としての役割を持たない白や黒は、明暗を引き出すために使われますが、色同士が隣り合わせで、あまりうまくマッチアップできない場合に白や黒の境界線で配置するとほとんどどんな色もお互いを引き立てあいます。どちらからというと、英語で考える白黒の説明は、こんなところが起源ではないかという感じさえします。絵画芸術などの仕事をこのような観点から考えると、相互の関係についての理解を深める様々なヒントが隠されているのではないかと考えています。戦争や争いごと、社会における様々な係争が、芸術的な思索によって「白黒をつける」お互いを引き立てあえるような時代を作りたいものです。

関連記事

  1. えりも岬

  2. GITANES

  3. 堀部さんと家内

  4. 中村家

  5. Y氏からのコンタクト

  6. 人たらし

  7. Be independent and strong

  8. 47年目のホワイトデー

PAGE TOP